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GiFTの制作ワークフロー [2020 ver.]

制作する上でのさまざまなコミュニケーションの方法を共有しつつ、どうしていきたいか、どう変えていくか考えていきます。

在宅勤務が推奨されている現在、さまざまな会社での現状が共有されていていますね。

クックパッドの在宅勤務環境 - クックパッド開発者ブログ

GMO ペパボのリモートワーク状況 2020 - ペパボテックブログ

1つ1つのノウハウの共有というのはもちろん、社員を多く抱える企業がこのような取り組みを共有してくれるのは業界全体にとっても良いことだなと思います。

業界や社会を構成しているのは1つ1つの会社であり、それを動かしているのは自分だという意識と実践を忘れないようにしたいです。ということでGiFTでのコミュニケーションについてもまとめました。

とはいえ現状は4人の会社ですし、リモートワークに限らずどのように仕事を把握して進めているのか、ツールややり方を共有できればと思います。


使っているツールたち

ツール類はこちらにまとめました↓
GiFTで2019年に利用した技術やサービスの感想まとめ | GiFT(ギフト)株式会社

主にはSlack, Notion, Zenhubやasanaなど、いろいろ試して併用しています。

コミュニケーションの方法

会社全体、プロジェクト単位、個人で行っていることがあります。

[会社全体]デイリースクラム(?)でリソースやTODOを共有、調整する

デイリースクラムが(?)になっているのは、毎日行っているわけではないからです。月曜日と金曜日に持っているタスクやプロジェクトの進捗状況を共有します。常にSlackを利用して情報共有は行っていますが、どうしても今やっているTODOに限定されるので、プロジェクト全体の進捗や新規案件のリソース調整、終わったプロジェクトの振り返りなどをざっくばらんに話しています。

あまり長くならないようにしつつ、 他では拾いきれない「これどうしよう?」みたいな粒度の話もここでできています。 リソース調整だけではなく、やりたいことや改善点なども話せているのは良いと感じています。
ざっくりが故に事前にアジェンダを決められてないのは改善ポイントですね。

[プロジェクト単位]スプレッドシートで工程ごとの見積りを算出し、考える

見積りは、設計→デザイン→開発などそれぞれのセクションごとに担当者が自分で考え、スプレッドシートでまとめるようにしています。各々の想定するスコープや機能などを見積り時点でのスケジュールと照らし合わせながら考えます。見積りそのものの金額感もそうですが、機能開発として難しそうなポイントやいつまでになにが必要となるか、クライアントへの依頼事項はあるか、などもSlackで話しながら決めることが多いです。

[プロジェクト単位]asana、instaganttでスケジュールを可視化する

見積りで出したスケジュールを元にガントチャートを作成します。zenhubでスプリント単位でまとめてもいるのですが、スケジュールが固定で決まっている受託のプロジェクトに関してはWBSになっている方が安心です。

ガントチャートのツールはtrelloなどの拡張機能なども含めていろいろ触ってみましたが、instaganttが今のところは使いやすいです。日本語入力がときどきおかしくなるのがちょっとネックですが、俯瞰しやすく、プロジェクトの進捗が追いやすいです。

[プロジェクト単位]zenhubでTODOを管理する

自社で運営、開発を行なっているqropEQGなどは、スプリントごとに開発する内容を決め、zenhubのかんばん形式でもタスク管理をしています。スケジュールを俯瞰でも見たいので、instaganttも併用しているのが現状です。ここらへんがアジャイルとウォーターフォールのせめぎ合いというか、スケジュールを決めないと動きにくい、決めたら決めたで柔軟に対応しずらい、というのが難しさを感じています。

線でスケジュールを見るのと、個々のTODOについてコメントしあう場所はそれぞれ欲しいUIが違っていて、今は併用しながら様子をみています。

[全体]#developチャンネルでGitHubの様子をチェック

Slackに#developチャンネルがあり、wikiの編集やプルリクエストの作成、CircleCIのテストの状況なども逐一チェックできます。こういったログを流すチャンネルはあまり点在させず、一箇所に集約する方が通知もまとまって楽ですね。

[個人]#timesチャンネルで分報をつける

Slackには全員分の分報チャンネルがあり、自分のやっていることを話しながら作業することが推奨されています。
人に説明するときによく引用するのはこの記事。
Working Out Loud 大声作業(しなさい)、チームメンバー同士でのトレーニング文化の醸成 - Quipper Product Team Blog

作業の可視化、情報の共有、悩んでいるポイントの共有などを行うことを目的にしています。
リモートワークでも、こういった 「この人今これやってるんだな」という空気 を共有しながら仕事することが大事だなと感じています。遠隔なのに空気というと変な感じですが、結局オフィスに出社してもみんなそれぞれのPCと向き合ってるんですよね。であればみんなが見える場所に書いていく方がかえってオープンにできるのかなと思っています。

[個人]Googleカレンダーで予定を把握する

予定はGoogleカレンダーで管理しています。予定の調整は本当に面倒なことが多いので、きちんと更新して、空いている時間が見えるように気をつけています。

[個人]geekbotで毎日の気分を共有

Slackにgeekbotを入れていて、毎日ランダムで質問をしてくれます。

もちろんランチの希望だけではなく、前日行なったこと、その日行うこと、なにか問題となっていることを答えていくと、#generalに投稿してくれる、という仕組みです。質問は個別にカスタマイズできます。
日報をつけるような発信する共有ではなく、分報の延長に近いイメージです。


上記のようなツール、会議を行いながらプロジェクトを進めています。
顔を合わせて行うのはスクラムだけですが、込み入った仕様の検討などは個別に話しながら行ないます。zoomなどで繋げば、フルリモートにするのもそう難しくない状態です。

外圧的な要因で急に推進されたテレワークですが、こういった状況をチャンスと捉えてより多様的でスムーズなワークフローを整えたいです。

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